タイ工場の購買部 7割が賄賂を要求

パッキング材の営業時、同行のタイ人に聞いたところ
タイにあるすべての工場(日系を含む)の6-7割の購買部が
業者にわいろを要求していると話していました。

パッキング材はすべての業種で使われますので、
その営業はより他業種の生産設備が見れる面白い仕事です。
私は片っ端から日系企業を訪問していましたが、
日系では大手も含めて約30%ちょっとの購買部が賄賂を要求しているようでした。

トステムタイでは価格・サンプル・パッキングの生産設備の査察までいったあと、
日本語が話せない購買部担当者が日本語で突然ちょうだいと言い始めました。
私はうすうすこれが賄賂の要求かと気づいていましたが、
何をと聞き返し(それは受け付けないよの意味)、
この問答が数回続くという異常な商談でした。
私はそのあと別な日に彼の上司の日本人に直接コンタクトしたのですが、
購買部のタイ人と話してくれの一本槍で、トステムとはビジネス関係を築けませんでしたね。

賄賂路要求するスタイルは下記のように複数あるようです。

1.ちょうだい

2.おかしちょうだい

3.ケーキちょうだい

4.口座に振り込んでちょうだい

アジアンホンダの購買部担当者の個人口座に業者が賄賂を振り込んでいる
と話されてました。

プラスチック射出成型部品のTHAI MITSUSAWAでは
購買部が昼食をおごってくれ(ふつうは業者である私が購買部を接待)、
後で彼の日本人の上司に私が接待をしたのではと疑われる始末です。
日本人も含めうさん臭い会社ですね。

船井タイランドの場合は
タイ人担当者を通すとビジネスがあらぬ方向に向かいます。
日本人担当者にはFAXで書類送らないように(書類が誰かに抜き取られ消えるらしい。)
といわれました。

ビジネスのスピードが驚くほど遅かった三菱(エアコン)、ホンダ二輪も
タイ人担当者が業者と癒着していると直感的に思いましたね。

日本の大手企業であっても、この倫理感で運営しているのがタイの実情です。

そこえきて韓国のサムソン(携帯Iフォン)はすべての業者に、
サムソンの社員が賄賂を要求したら通達してほしいと書類で通知していました。
敵ながら素晴らしい企業体質ですね。

サムソンのように賄賂に対して規律が決められた企業や
上司や責任者が日本人で、彼らが決定すれば問題ないのですが、
多くの場合は各部署の決定権はタイ人に任せています。
タイの賄賂文化を知らなければ、ショックで寝込むことになります。

購買部担当者への賄賂は、その担当者だけ潤うもので、
企業にとってより性能の良い、安い製品の購入を不可能にしますので、
全くいいところがありません。
黙認している日系大手企業の倫理観を疑いますね。

私のスタイルはシンプル・クリアー・ハイスピードでしたので、
自ずと賄賂文化でで育った多くのタイ人の購買部は私を敬遠することになります。
同僚であったインド人は、タイ人の購買部に複数回別室に呼ばれ
賄賂を要求されたと証言していましたが、インドも同様だと言っていました。
購買部は賄賂を要求できる業者か否か観察しているようです。

自民党員がマスコミ関係者に機密費を渡す際、
機密費受け取る体質を持ったマスコミ人であるか否かを観察していた話が思い出されますね。

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