日本列島で移動するパワーハウス 縄文編

東日本(三内丸山・諏訪湖周辺・亀ヶ岡[つがる市]など)⇒(北部九州・出雲)⇒ 畿内 ⇒ 鎌倉 ⇒(戦国時代)⇒ 江戸[東京]

と変遷している日本の基軸ですが、
日本は歴史的・地政学的に一極集中型よりも連邦型のほうがよいでしょう。

各地の各集落が自給自足していた縄文時代に、
ひときわ異彩を放つ列島の中心地に近い存在だった地域は、
三内丸山(青森市)、八ヶ岳山麓(諏訪湖周辺から山梨県)、亀ヶ岡(つがる市)
と言えます。

★三内丸山(5500年前ー4500年前)
全縄文時代で最大の集落(住居跡780)。巨大やぐら、最大住居あり。
最盛期の4500年前の三内丸山から北海道産、長野産、佐渡産、山形月山産の
黒曜石が出土しています。
縄文前期で列島で一番求心力があった地域ですね。

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★八ヶ岳山麓(6500年前ー3500年前)
最大の集落跡は尖石石器時代遺跡(縄文中期)で、竪穴住居跡が220見つかっていますが、
半径100km圏に数十遺跡ありますので、トータルでは三内丸山より多いかもしれません。
圏内からは縄文のビーナス、仮面の女神、中空土偶などの土偶や顔面付釣手土器、水煙土器、
前期の阿久遺跡のストーサークルなどが出土しています。
列島の広域には拡大していないので、この地方の地勢、気候、植生などに影響された
独自の物と考えられます。
出雲が来る前のミシャグチ神、蛇神ソソウ神、狩猟の神チカト神、石木の神モレヤ神などの
諏訪の祭神(弥生時代)に
その伝統は受け継がれていると思いますね。

http://www.vill.hara.nagano.jp/www/photo/index.jsp
原村デジタルミュージアム より。
顔面付釣手土器

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http://www.city.chino.lg.jp/www/contents/1446544820161/index.html
茅野市尖石考古学館 より。 仮面の女神(4000年前)

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★亀が岡遺跡(3000年前)
人口が激減した縄文晩期に彗星のように現れた遮光器土器、
それに影響されたは土偶は東北、東日本、西日本で発見されています。
実際に存在する謎のアハラバキ神社も東日本を中心に列島各地にあり、
亀ヶ岡文化の拡散となにか関連していると思われますね。
朝廷や物部氏などが日本古来の信仰を、日本神話を中心とした神に入れ替え、
アラハバキが闇に葬られたとも考えられます。
それが6・7世紀の神仏論争時に起きた可能性もありますね。
東日本、西日本の多くのアラハバキ神社はアラハバキを客人神として祭い、
主祭神は天照大神や出雲系ですね。

亀ヶ岡遺跡出土_遮光器土偶

ところで縄文時代の大規模集落は
温暖化のはじまった縄文前期に北東北を中心に東日本一帯にみられます。
西日本では7300年前頃、鹿児島沖の鬼界カルデラの大爆発があり大地が火山灰で覆われ、
人が住めないような環境が続いたようですね。
また北海道道南の函館市中野B遺跡にも列島最大級の竪穴住居跡(600程)がありますが、
年代はなんと縄文早期(9000年前)から前期(6500年前)です。
青森の三内丸山が5500年前ですので1000年前の遺跡ですね。
時間的なギャップが1000年もありますので、
中野Bの人たちがそのまま三内丸山に移動したような直接的な関係はないでしょう。
中野Bの人たちは本州に拡散していったのではないでしょうか。

*縄文時代の巨大住居跡

①三内丸山(青森市) 32x10m

②杉沢台(秋田県能代市) 31x8m

③一の坂(山形県米沢市) 44x4m

縄文中期には日本列島の人口が最大になっていますね。

*早期(12000年前ー7000年前) 20,100人

*前期(7000年前ー5500年前) 105,500人

*中期(5500年前ー4500年前) 261,300人

*後期(4500年前ー3300年前) 160,300人

*晩期(3300年前ー2800年前)   75,800人

縄文時代の3つの核になる地域を述べてきましたが、
それらは他の地域を支配していていたわけではなく、
自給自足で共存していました。(戦争のあとが全く見つかっていない。)
他では馬高遺跡(長岡市)の火炎土器が新潟・北信越・福島西部・山形南部・群馬・栃木でも
発見されていますし、関東地方に多いミミズク土偶の出土などもあります。

http://www.bell.jp/pancho/k_diary-3/2010_0114.htm
東京国立博物館で出会った土偶たち より。 ミミズク土偶

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