アメリカドルの基軸通貨発行益

◆◆◆米ドルの基軸通貨発行益◆◆◆
⓵為替リスクがないまま他国から自国通貨である米ドルを借りられる。
⓶米ドルを刷って増やしても、海外でドルが流通する分インフレが起こらない。
⓷米ドルを刷っただけで世界中の物が購入できる。
 米ドルを刷っただけで中東の石油は買えるが、
 日本などは輸出などで実際に働いて米ドルを稼ぎ、
 その米ドルで石油を購入しなければならない。
⓸米国が米ドルを他国から借りた場合、
 その米ドルを支払い利率よりも高い収益率で運用できる。米国債や豪州の銀行預金など。

国防規模をはるかに超えた米軍が世界中に展開している理由の1つに、
米ドルの基軸通貨の地位を保つというのがあります。

日米安全保障条約で米軍が日本に駐在し続ける第一の理由は、
世界第3位の経済である日本に、
米国債購入や貿易、株取引などで米ドルを流通させ、
米ドルの基軸通貨としての地位と価値を防衛させるということですね。
第二の理由は米軍を駐留させ緊張状態を人為的に作り、
兵器を売りつけやすい環境を作ること。韓国にいる米軍の主な理由はこれです。

ドイツやイタリア、英国、ポーランドなどにも米軍が駐留していますが、
ドルの防衛のためでしょう。
米国はヨーロッパ市場がロシアのルーブルに支配されるのを防ぎたいはずです。
またヨーロッパの米軍は
ユーロ有事のヘッジとしてその存在価値を見せつけている感もあります。

米ドルが世界最大の市場であるアジアと第二の市場であるヨーロッパ、
世界最大の産油地帯である中東の基軸通貨である限り、
米ドルを所有している米国の銀行、金融、石油メジャー株主、
大富豪、 米ドルの発行者である米連銀の株主などは富を享受しますね。
ユーロが米ドルの地位を脅かすことは米国の財政が破綻しない限りなさそうです。
(債務超過の米国財政・EU経済の不透明さなどはあります。)

サウジアラビアやイラクの米軍の展開は、イスラエルの守衛の意味もありますが、
石油決済を米ドルで行うためでしょう。
大量破壊兵器所持の濡れ衣を着せられたイラクで結局何も出てきませんでした。
イラクは当時ユーロで石油取引をしようとしていましたね。
北アフリカのリビアの殺害されたカダフィーは
アフリカ統一通貨を提唱していました。

オバマが米国が世界の警察官をやめると発言しましたが、
米ドルの基軸通貨としての地位を下りるとも取れ、
どういう動きが出てくるか注視しましょう。中国は間違いなく発言力を増すはずです。
次期大統領候補のドナルド・トランプは軍事力は維持・米企業の国内回帰ですが、
軍事力に支えられた高いドルでは大手企業の国内回帰は望めません。
ヒラリー・クリントンは新しい政策を何1つもっておらず、経済が減退する一方でしょう。
社会主義的な富の分配政策をもっているバニーサンダーズが
米国の現状に適しているような気はしますね。

量的緩和をしても、基軸通貨であっても政府財政赤字が膨大に膨み、
加えて富が1%の富裕層に集中し、中間層が激減している米国を救う政策は
相矛盾する社会主義的な富の分配政策と低経済成長政策の組み合わせと思います。

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