シャープ凋落の理由

10年ぐらい前までですが、
シャープの画像はパソコンでもテレビでも非常に綺麗で他社と一線を画していました。
近々にシャープは鴻海に吸収合併されるようですね。

液晶テレビの亀山工場と堺工場の建設がこの結果を招いたようです。
液晶テレビは韓国や中国メーカーがすぐに追いつき差別化が出来なくなりましたね。
2002年に亀山工場が竣工しましたが、2009年に堺工場が竣工し液晶製造部門が移り、
景気低迷、スマホ普及、北米での販売低迷も加わり第一工場が停止してしまいました。
2011年に第一工場はIPHONE用デスプレイに生まれ変わり
アップルの下請けをしています。
鴻海が欲しいのはこれと言われていますね。
堺工場は2013年に鴻海傘下に入りました。

徹底的にコストを重視し、
中国か東南アジアに世界戦略を持った拠点工場を建設すべきでしたね。

シャープの北米での販売活動も弱かった。
サムソンは政治家へのロビー献金活動と量販店へのキックバック献金を行い、
シェアを大きく拡大していきました。

サムソンはまた10年前には、液晶がまだ早いと言われたインド市場に、
ブラウン管の工場を持ってきていましたね。
それ以来インドの家電市場のシェアは圧倒的にサムソンが抑えています。
当時インドにはシャープの工場がありましたが、すべて日本向けでした。
松下などはインドのインフラが整い、
インド市場が液晶テレビを購入するレベルになるタイミングを待っていたようで、
無策、無能、のろまと言わざるを得ません。
世界戦略のなさが、シャープを含む日系家電の凋落の大きな原因の1つでしょう。

日本の携帯メーカも同様です。
携帯の日本市場はNTTドコモ、au、ソフトバンクなど
国内に戦略を持つ通信キャリアが大きな力を持っており、
彼らが狭い日本市場でシェアを取り合っているうちに、
ノキア、サムソン、モトローラなどが世界市場を席巻してしまいました。

時代は日本で売れたから海外ではなく、
初めから海外戦略を持ち海外市場に打って出るべきです。
大手企業は金太郎飴のような優等生タイプの社員を海外に出すのではなく、
自己主張・強いクセ(個性)・バイタリティー・交渉力を持った社員に
活躍してもらうべきです。
出る釘はたたかず、海外に出してもらいたいですね。

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